国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 REDD研究開発センター

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2019年度 No.2 (6/25) 森林総研REDD研究開発センターだより2019年度 No.2


◇◇◇ 森林総研REDD研究開発センターだより2019年度 No.2 ◇◇◇
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発行年月日: 2019年6月25日
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDD研究開発センター

トピックス

◆1.REDD研究開発センターより
◆2.イベント情報
◆3.現場レポート
◆4.論文、書籍
◆5.その他
他所主催の関連イベント・ニュース情報
◆6.REDDセンターリレーコラム 第二回 田中良平 “「パームやし」は誤りです!”

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◆1. REDD研究開発センターより

 皆様、いかがお過ごしですか? 先週からドイツのボンでは気候変動枠組条約SB50会合が開催されREDD+関係者にとっては目が離せない炭素クレジットの取引に関する議論などが行われています。また、ついに先月、アフリカから第一号のセーフガード情報の要約がザンビアからUNFCCCに提出されました。これはブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、マレーシア、メキシコ、パラグアイに次ぐ9番目の提出となります。
 さて6月も残すところ数日となりました。梅の実が熟すこの季節、週末には梅干しを漬けたり、梅シロップや梅ジャムを作ったりされる方も多いのではないでしょうか。梅は花が美しい樹木ですが、梅の実は疲労回復、腰痛や肩こりの緩和、殺菌、美肌、ダイエットなど様々な効能があるので、たくさん摂取して梅雨を乗り切りましょうね。
今号も様々なイベントや文献情報を掲載しております。REDD研究開発センターのスタッフがリレー形式で毎月お届けするコラムの第二回の今回は、マレーシアの森林研究所(FRIM)に専門家として派遣されていた経験もある田中良平がオイルパームについてお伝えします。どうぞお楽しみ下さい。

◆2. イベント情報

2.1 グローバル・ランドスケープス・フォーラム京都における森林総研・ITTO・IGES・兼松株式会社/Matsushita Gobel Foundation共催セミナーの開催(報告)
 京都市の国立京都国際会館において、5月13日(月)に国際森林研究センター(CIFOR)が主催したグローバル・ランドスケープ・フォーラム・京都 2019(GLF Kyoto 2019)では、国際的な科学者、国際機関、金融機関、政府、市民団体、民間企業、プロジェクト実務者等約170名が一堂に会し、約2000名が世界各国からオンラインで参加し解決策などについて発表・議論が行われました。
 このGLF京都において、森林総合研究所は、国際熱帯木材機関(ITTO)、地球環境戦略研究機関(IGES)、国際協力機構(JICA)、兼松株式会社/Matsushita Gobel Foundationと共催し、プレナリーセッション “From Climate and Sustainable Development Goal Commitments to Action on the Ground: Scaling up the contribution of forests, sustainable forest products and climate-resilient land use(和名『気候、SDGsのコミットメントから具体的な活動へ:森林、持続可能な木材生産物、気候的な耐性に配慮した土地利用による貢献』)“を開催しました(日英同時通訳有り)。
 結果概要や発表資料につきましては、こちらのウェブサイトをご参照下さい。
 http://redd.ffpri.affrc.go.jp/events/seminars/2019/20190513_ja.html

◆3. 現場レポート

 REDD研究開発センターでは、海外におけるワークショップ、シンポジウムや現地調査の様子を、REDDプラスに関する最新情報とともにお伝えしています。
 http://redd.ffpri.affrc.go.jp/technical/report/2018_ja.html

◆4.論文、書籍

4.1『REDD-plus COOKBOOK ANNEX』既刊Vol.4~Vol.5に英語版が加わりました。
 http://redd.ffpri.affrc.go.jp/pub_db/publications/cookbook_annex/index_ja.html#vol4

4.2 森林総合研究所 井上泰子(国際連携・気候変動研究拠点)が執筆した記事「なぜ今、森林保全か?~気候変動対策としての森林~」がグローバルネット誌5月号に掲載されました。
 http://redd.ffpri.affrc.go.jp/pub_db/works/2019/201906_inoue_ja.html

◆5.その他(他所主催の関連イベント・ニュース情報)

5.1 第257回HSPセミナー「ミャンマー現地調査報告とミャンマーに対する支援の課題と展望」(予告)
 ミャンマーにおいては、森林分野でも様々な協力が行われているところですが、これまで民主化、平和構築、難民/IDP支援、投資などに携わってきた方々を迎えて、ミャンマー支援の課題と今後の展望について議論します。
主催:東京大学 総合文化研究科 人間の安全保障プログラム(HSP)他、SDG16+研究会
日時:2019年6月28日(金)18:00-20:00
場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1
詳細:http://hsp.c.u-tokyo.ac.jp/archives/2622

5.2 国連大学“Integrating the SDGs with Business” 発行記念シンポジウム
 持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、アジェンダ2030の趣旨に基づく持続可能な社会構築に向け、企業をはじめとした組織がどのように取り組むべきかをまとめた冊子 "Integrating the SDGs with Business" を紹介するとともに、参加企業の事例紹介、識者による講演及びパネルディスカッションを行います。
主催:国連大学、SDGs企業戦略フォーラム
日時:2019年7月3日(水)14:00-17:00(開場:13:30-)
場所:国連大学本部3F ウ・タント国際会議場
詳細:https://jp.unu.edu/events/upcoming/beyond-sdgs-symposium.html#overview

5.3 京都大学他シンポジウム(東京開催)「日本のアフリカ研究を総覧する Landscape of African Studies in Japan」
 SDGs(持続可能な開発目標)に代表されるグローバルな課題は、専門分野を越えた連携なくして解決できません。本シンポジウムは、日本の研究者がアフリカでどんな研究を行ってきたのか、それを知るところから始めようと企画されました。
主催:京都大学アフリカ地域研究資料センター、上智大学アジア文化研究所、東京大学アフリカ地域研究センター、東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター
日時:2019年7月13日(土)13時00分-18時00分
場所:上智大学四谷キャンパス10号館講堂
詳細:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/events_news/department/africa/events/2019/190713_1055.html

5.4 UNREDDニュースレター”REDD+ Resource” 6~8月号
 ナイジェリアでのコミュニティベースのREDD+プロジェクト、エチオピアでの持続可能な竹林管理ガイド、ザンビアがUNFCCCに提出したセーフガード情報の要約やREDD+を通じたコミュニティ参加の取り組み、カンボジアにおける女性グループへの森林管理支援、森林減少が少ない途上国(high forest, low deforestation developing countries (HFLD))の気候変動における重要性など盛りだくさんの内容となっています。
 https://myemail.constantcontact.com/The-REDD--Resource-June-2019--August-2019---global-news-information-from-the-UN-REDD-Programme.html?soid=1117561240385&aid=2GWJOnsA4v4

5.5 緑の気候基金(GCF)のワーキングペーパー”Accelerating REDD+ implementation”
 重要な気候変動問題の解決策としてパリ協定に掲げられたREDD+の実施を加速化するために、GCFが持つ支援プログラムなどについて解説しています。
 https://www.greenclimate.fund/documents/20182/194568/Accelerating_REDD_implementation.pdf/a7da7d6c-3d72-eb8a-b5e0-7bab9027193b


◆ 6.巻末リレーコラム 第二回 田中良平 「パームやし」は誤りです!

 私は長年オイルパーム(油ヤシ)からの木質バイオマスを有効に利用するための研究開発に取り組んでいます。ご存知のとおり、オイルパームから食用のパーム油が採取され、現在では世界で最も利用されている植物油の一つとなっています。このオイルパームですが、日本ではなぜか「パームやし(椰子)」という名称がまかり通っています。これは大いなる間違い!palmという言葉を辞書で引いてみると、「手のひら、たなごころ」、「ヤシ、シュロ」などが出てきます。「ヤシ」については、葉の開いた形状が手のひらに似ていることに由来するようです。このヤシは3,000種ほどが知られており、熱帯を中心として世界各地で様々な形で利用されています。すなわちpalmとはヤシを意味する言葉で、「パームやし」と言ってしまうと「ヤシやし」ということになってしまいます。パーム油を採取するヤシの和名は「油ヤシ」、今日この記事をご覧になった皆さん、もう「パームやし」とは呼ばないで!
(^^)/

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REDD研究開発センターだより担当: 井上泰子、野田巌
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