国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 REDD研究開発センター

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研究員現場レポート/海外出張

カンボジア王国のREDD+関連データの収集

江原誠(国際連携・気候変動研究拠点 気候変動研究室 主任研究員)

道中哲也(林業経営・政策研究領域 林業動向解析研究室 主任研究員)

日程

2018年9月10日~9月15日(5日間)

出張先

カンボジア王国 農林水産省、計画省、環境省、工業手工芸省など

概要

JCM-REDD+事業がホスト国に適切に評価されるためのツール開発の一環として、周辺地域の森林減少のリスクマップを作成中である。社会経済の発展は森林面積の変化に影響を及ぼすため、その定量分析に用いる社会経済に関係するデータの収集を行った。
 今回の調査では主に2つの成果が得られた。1つは、各省庁において、複数の事業計画が策定されているが、いずれも同時期に開始されたものではなくその都度承認されてため、各事業がそれぞれ独自のMRV手法となり、各事業間の排出レベルと国の排出レベルをどのように調和していくかという課題が明らかになった。また、これに関する人的資源も足りなかった。
 2つめは、国家統計局の州別の人口予測データ(2013年~2023年)を入手し、これまでの予測データとの整合性の方法について専門家との意見交換を行った。その他、出生率と死亡率報告書、国民経済計算推計報告(2008、2009、2012)なども入手したが、今後は、もう一つの経済情報を反映する指標である州レベルでのGDPに関する情報収集にも力を入れていきたい。