国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDDプラス・海外森林防災研究開発センター

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セーフガード国際セミナー

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REDD+セーフガード実施及び科学性の高いモニタリングにおける事例と課題

背景・目的

昨年末にパリで開催された気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)では、すべての国が参加し、公平かつ実効的な枠組みとなる「パリ協定」が採択されました。その中でREDD+に関しては独立した条文が設けられ、その実施・支援を奨励することが盛り込まれました。これにより、2020年以降も長期的な視野でREDD+の取組を安定的に進める基盤ができたと評価することができ、今後一層その取組が推進され加速されていくことが期待されます。一方でREDD+を炭素蓄積の強化や経済的インセンティブを高めることのみを念頭に推進した場合には、先住民や地域住民に対する過剰な森林利用制限や、生物多様性や生態系への悪影響が懸念されます。そのためこれらを防ぐための「セーフガード」を実施することが国際的に合意されています。これまでのCOPでセーフガードとして留意すべき項目などが合意されています。
こうした決定の中では実施国または準国がセーフガードに配慮し取組むこと、そしてそれらの情報を提供することが合意されていますが、多くの熱帯林の国々ではセーフガード遵守と情報提供システムの構築・整備について準備をはじめたところです。また実際にはプロジェクトの現場でセーフガードが実施されることから、その情報は国・準国に提供されると想定されますが、方法については必ずしも明確になっていないのが現状です。
そこで本国際セミナーでは、先進的な地域の取組みやセーフガードに関連するスタンダード等の分析を通して下記のトピックについて議論し、民間事業者等REDD+に取り組む皆様の今後の活動のヒントとなることを目指します。

  1. セーフガード実施のためのスタンダード
  2. REDD+プロジェクトにおけるセーフガード実施事例
  3. プロジェクトレベルと国・準国レベルの異なるスケールでのチャレンジ
  4. セーフガードのためのモニタリング

日時

2016年2月9日(火) 13:00~16:30 (開場12:30)

場所

国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール (東京都港区六本木5‐11‐16)
麻布十番駅(大江戸線)7番出口より徒歩5分
麻布十番駅(南北線)4番出口より徒歩8分
六本木駅(日比谷線)3番出口より徒歩10分

使用言語

日本語・英語 (同時通訳)

参加費

無料

詳細

http://safeguard.jimdo.com/h27-is-info/

お申込み

  1. 登録フォームからお申し込みください。
  2. 一部環境では、上記登録フォームをご利用いただけない場合があります。その際は、お手数ですが事務局までご連絡をお願いいたします。ご不便をおかけし誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

主催・事務局

主催 : 林野庁
運営 : 森林保全セーフガード確立事業コンソーシアム
事務局 : 国立研究開発法人 森林総合研究所 (担当:古川・戸田・坪川)
redd-safeguards@ffpri.affrc.go.jp
TEL 029-829-8330
FAX 029-874-3720