国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDDプラス・海外森林防災研究開発センター

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REDDプラス国際技術セミナー

本セミナーは終了しました

REDDプラス国際技術セミナー 「知見の共有と実践・経験からの議論」

公開セミナー報告

本セミナーは、COP16 での国際交渉の結果を踏まえ、REDDプラスの実施に関する技術的な側面について、様々な立場の関係者との共通理解を醸成することを目的として実施しました。本セミナーでは、二日間にわたり東南アジア地域、太平洋地域、中南米地域及および我が国におけるREDDプラス取り組み事例、MRV(モニタリング・報告・検証)システムの開発状況について報告が行われるとともに、各セッションにおける討論およびパネルディスカッションを通じて活発かつ深い議論が行われました。

本セミナーには、国内外から総勢242名が参加しました。

セミナー報告 『REDD+国際技術セミナーより』 (森林技術828:38-40)

開催日時
17日(火)
会場
東京国際フォーラム ホールD7)
東京都千代田区丸の内三丁目5番1号
主催者
独立行政法人森林総合研究所
後援
林野庁

プログラムと発表ファイル

2月16日(水)
時間 内容と発表ファイル
開会
9:30 - 9:35 森林総合研究所 御挨拶 鈴木和夫 理事長
9:35 - 9:40 林野庁 御挨拶 沼田正俊 次長
導入
9:40 - 9:55 セミナーの初めに 松本光朗 (森林総合研究所)
9:55 - 10:15 REDD+を巡る最近の動き 赤堀 聡之 (林野庁)
セッション1: 国際的な取り組み状況
司会:松本光朗 (森林総合研究所)
10:15 - 10:40 世界におけるREDD+の比較研究 ダニエル・ムルディアルソ (国際森林研究センター:CIFOR)
10:40 - 11:05 REDDと環境サービス強化のためのテーマ別プログラム -REDDES- エドゥアルド・マンスール (国際熱帯木材機関:ITTO)
11:05 - 11:30 JICAのREDD+への取り組み 宮園浩樹(JICA)
11:30 - 11:50 討論
11:50 - 13:00 昼食
セッション2: 各国における取り組み状況1 (東南アジア地域)
司会: 佐々木ノピア (兵庫県立大学)
13:00 - 13:20 インドネシアにおけるREDD+の進捗状況 ヌル・マスリパティン(インドネシア環境標準化センター)
13:20 - 13:40 ベトナムにおけるREDD+ パム・クオック・ハン (農業農村開発省ベトナム林野局科学国際協力部科学課)
13:40 - 14:00 カンボジアにおけるREDD+への取り組み オマリス・ケオ (カンボジア森林省野生生物と生物多様性局)
14:00 - 14:20 マレーシアにおけるREDD+への取り組み サムスディン・ビン・ムサ (マレーシア森林調査研究所)
14:20 - 14:40 討論
14:20 - 14:40 休憩
セッション3: 各国における取り組み状況2 (南米地域、アフリカ地域、太平洋地域)
司会: 山下加夏 (コンサベーションインターナショナル日本)
14:55 - 15:15 REDD+のための国家戦略 タイス・リンヘレス・ユヴェナル (ブラジル環境省気候変動局)
15:15 - 15:35 メキシコにおけるREDD+への取り組み ベルナルドゥス・デ・ヨング (El Colegio de la Frontera Sur)
15:35 - 15:55 パラグアイにおけるUN-REDDとの共同プログラム ダミアナ・マン (パラグアイ国立森林研究所 国際協力部)
15:55 - 16:15 パプアニューギニアにおけるREDD+への取り組み ゲワ・ガモガ (パプアニューギニア森林公社 森林政策計画局 REDD・気候変動課)
16:15 - 16:35 討論
パネルディスカッション
司会: エドゥアルド・マンスール (国際熱帯木材機関)
16:35 - 17:55
  • ・各国における取り組みから得られた知見と教訓
  • ・国レベルのMRV手法・システム開発における論点
  • ・民間からの参画を促進するための方策
  • ・今後取り組むべき課題(特に技術的課題)
  • 宮園浩樹(JICA)
  • 谷垣幸司(丸紅)
  • 矢崎慎介(兼松)
  • ヌル・マスリパティン (インドネシア環境標準化センター)
  • オマリス・ケオ (カンボジア森林省野生生物と生物多様性局)
  • タイス・リンヘレス・ユヴェナル (ブラジル環境省気候変動局)
  • ゲワ・ガモガ (パプアニューギニア森林公社 森林政策計画局 REDD・気候変動課)
  • 17:55 - 18:00 閉会
    18:00 - 20:00 東京フォーラム内での交流会 (名刺交換会)
    2月17日(木)
    時間 内容と発表ファイル
    セッション4: 民間における取り組み
    司会: 宮薗浩樹 (JICA)
    10:00 - 10:20 REDD+を前進させるためのコンサベーションインターナショナルの取組 山下加夏 (コンサベーションインターナショナル)
    10:20 - 10:40 VCSプログラムにおけるREDD+開発 ディヴィッド・アントニオーリ (ボランタリーカーボンスタンダードアソシエーション)
    10:40 - 11:00 インドネシアにおけるREDD+実現可能性の検討 谷垣幸司 (丸紅)
    11:00 - 11:20 REDD+イニシアチブと今後の課題 ペルーREDD+ F/Sを例に 渡邉優子 (三菱商事)
    11:20 - 11:40 「ハリティナ」REDDプロジェクト - 2009年 地球環境センターファンデーション(GEC)によるCDM/JI研究レポート 矢崎慎介(兼松)
    11:40 - 12:00 討論
    12:00 - 12:30 昼食
    セッション5: REDDプラスのMRVに係る研究開発状況
    司会: 鷹尾 元 (森林総合研究所)
    13:30 - 13:50 JAXAのMRV - 現状と将来展望  島田政信 (宇宙航空研究開発機構)
    13:50 - 14:10 タイにおけるREDD+のためのMRV手法に関する研究開発状況 アヌチット・ラタナスワン (国立公園・野生生物・植物保護省 情報地質オペレーティング局)
    14:10 - 14:30 ラオスのREDD+のためのMRVシステムケーススタディ 那須充 (アジア航測)
    14:30 - 15:10
  • 森林総合研究所における取組 資料1資料2資料3
  • 平田泰雅、佐藤保、宮本基杖(森林総合研究所)
    15:10 - 15:30 休憩
    パネルディスカッション
    モデレーター: 松本光朗 (森林総合研究所)
    15:30 - 16:40
  • ・方法論作成に向けた取り組みにおける技術的課題
  • ・国レベルとプロジェクトレベルのアプローチにおける相違と共通事項
  • ・民間からの参画を促進するための方策
  • ・今後取り組むべき課題(特に技術的課題)
  • ・REDD研究開発センターに期待される技術研究課題と役割
  • ダニエル・ムルディアルソ(国際森林研究センター:CIFOR)
  • 山下加夏(コンサベーションインターナショナル)
  • 渡邉優子(三菱商事)
  • ディヴィッド・アントニオーリ(ボランタリーカーボンスタンダードアソシエーション)
  • サムスディン・ビン・ムサ(マレーシア森林調査研究所)
  • ベルナルドゥス・デ・ヨング(El Colegio de la Frontera Sur)
  • ダミアナ・マン(パラグアイ国立森林研究所)
  • 閉会
    司会: 松本光朗 (森林総合研究所)
    16:40 - 16:55 セミナーの総括と今後の展望 松本光朗 (森林総合研究所)
    16:55 - 17:00 森林総合研究所 御挨拶 大河内 勇 理事