国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDDプラス・海外森林防災研究開発センター

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Human impacts on infilling rates of hollows in landslide-prone areas of western Japan: Estimation from radiocarbon dates and high-resolution DEMs

リンク先

https://doi.org/10.1002/esp.5672

著者

Tsuyoshi Hattanji (University of Tsukuba)

Wataru Koga (University of Tsukuba)

Takatoshi Kawano (University of Tsukuba)

Shunsuke Harada (University of Tsukuba)

Takahisa Furuichi (Forestry and Forest Products Research Institute)

Shoji Doshida (National Research Institute of Fire and Disaster)

Yasushi Tanaka (Komazawa University)

概要

山地斜面の谷地形(谷頭部)が周囲からの土砂で埋積されるスピードは表層崩壊の発生頻度を決める一つの要因です。しかし、表層崩壊跡において年代試料や数値標高モデル(DEM)から埋積スピードに関するデータは未だ十分ではありません。本研究では、広島と防府にある花崗岩山地の崩積層から得た木炭の放射性炭素の年代を分析し、その試料の年代と深さ(表層崩壊前)から埋積スピードを推定しました。その結果、人間の影響が限られている谷頭部では埋積スピードは小さかったのに対し、人間の影響が大きい谷頭部では大きくなりました。また、人間の影響が大きい谷頭部では、微地形的な違いが影響することはありませんでした。