本書は、林野庁の「森林技術国際展開支援事業」において、マングローブによる防災・減災機能の発揮に向けた調査研究の成果を取りまとめたものです。
マングローブの現状と減少・劣化の要因の解析(2章)、マングローブの防災・減災機能の評価手法(4章)、防災・減災のためのマングローブ活用例(5章)、地域住民の啓発の必要性(6章)など、マングローブを保全・再生して防災・減災機能を発揮させるために必要な情報を、幅広く記述しています。この手引きが、海外においてマングローブの機能を活用した防災・減災に関心を持つ国内の団体や、省庁など公的機関、各国政府、国際機関・団体などの活動に貢献できることを願います。
マングローブ保全・再生の手引き
-高潮災害軽減の観点から-