国連気候サミットの報告、IGES国際セミナー、セーフガードコンソーシアム国際ワークショップ等のお知らせ
=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+ 本メールマガジンは、送信を希望された方のほか、過去に名刺交換 をさせていただいた方にもお送りしています。メール配信を希望さ れない方はお手数ですが下記宛にご一報下さい。 redd-rd-center@ffpri.affrc.go.jp =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= ◇◇◇ 森林総研REDDセンターだより2014年度第6号 ◇◇◇ 発行年月日:10/3/2014 森林総合研究所 REDD研究開発センター事務局 ☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ◇◇◇ トピックス ◇◇◇ ◆ 1.国連気候サミットの報告?閣僚級サイドイベント 「森林パビリオン」でREDDセンター紹介 ◆ 2.IGES国際セミナー「森林管理におけるグローバルな 環境問題と地域住民の参加」10/21のお知らせ ◆ 3.セーフガードコンソーシアム国際ワークショップ10/31のお知らせ ◆ 4. 生物多様性条約COP12サイドイベントのお知らせ ◆ 5.REDDプラス関連文献の紹介 ◆ 6.REDDセンターウェブサイト更新のお知らせ =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=++=+=+= ◆ 1.国連気候サミットの報告 閣僚級サイドイベント「森林パビリオン」でREDDセンター紹介 国連気候サミットは、2014年9月23日に、ニューヨークの国連本部におい て、気候変動対策について政治的意思を高め、気候変動枠組条約 (UNFCCC)の交渉に弾みをつける目的で開催されました。我が国安倍首 相、米国オバマ大統領等、178カ国・地域の首脳及び閣僚が参加しました。 森林分野については、「森林に関するニューヨーク宣言」と、自主的な 努力の目安となる「行動指針」の発表が行われ、我が国をはじめとする 32カ国、企業、NGO等が支持しました。また、同日UNDPの主催により開 催された閣僚級サイドイベント「森林パビリオン」に我が国からは針原 農林水産審議官が登壇し、スピーチの中で我が国の具体的な取組として 森林総合研究所REDD研究開発センターの取組について紹介しました。 詳しくはREDDセンターウェブサイト =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+ ◆ 2.IGES国際セミナー「森林管理におけるグローバルな環境問題と 地域住民の参加」のお知らせ 10月21日(火)国際文化会館講堂において、公益財団法人 地球環境戦 略研究機関(IGES)主催、森林総研共催による国際セミナー、「森林管 理におけるグローバルな環境問題と地域住民の参加」が開催されます。 セミナーでは、REDD+に関連する地域コミュニティの参加を中心に議論 しますが、生物多様性保全、地域の開発、レジリアンスの構築にも貢献 する参加の形態に注目し、アジア各国における様々な取り組みやアプロ ーチ、ツールに関して発表・議論が行われます。 セミナー詳細・参加登録サイト(外部サイト) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+ ◆ 3.セーフガードコンソーシアム国際ワークショップ案内 10月31日(金)、海運ホール(東京都千代田区)において、森林保全 セーフガード確立事業コンソーシアム(森林総合研究所、国際緑化推 進センター、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、海外林業コンサ ルタンツ協会)の主催によるREDD+のセーフガードに関する国際ワー クショップが開催されます。このワークショップでは、REDD+のセー フガードとその情報提供のあり方について、すでに準備を進めている 国々の関係者を招き、その内容や得られた教訓を共有するとともに、 今後の方向性について検討します。 【日時】 平成26年10月31日(金)10:00~17:30 【場所】 海運ホール (東京メトロ 「永田町」より徒歩1分) 【スピーカー】 ・ネパール:ナレンドラ・チャンド(ネパール森林土壌保全省) ・フィリピン:アラヤ・デ・レオン(アテネオ・デ・マニラ大学) ・コスタリカ:カルメン・ロルダン・チャコン(コスタリカ森林融資基金) ・タンザニア:ソメニ・ムテレカ(タンザニアコミュニティフォレスト 保全ネットワーク) ・森林総合研究所 岡部貴美子 ・三菱UFJリサーチ&コンサルティング矢野雅人 ほか 【主催】 林野庁・森林保全セーフガード確立事業コンソーシアム セミナー詳細・参加登録(外部サイト) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+ ◆ 4.生物多様性条約COP12サイドイベントのお知らせ 前回メルマガでご紹介した森林総研主催のサイドイベントにつきまし て、場所・時間とスピーカーが決定しました。CBD/COP12に参加される 方は是非足をお運び下さい。前回お知らせではRio Pavilionでしたが、 公式サイドイベント会場に変更になりました。 【イベント名】REDD+のための生物多様性クライテリア-科学の使い方- 【日時】2014年10月15日(水)13:15~14:45 【場所】CBD COP12会場内Hall G Room 3 【スピーカー】 ・Jerry Harrison (UNEP-WCMC) ・名取洋司 (コンサベーション・インターナショナル・ジャパン) ・Ian Thompson (Canadian Forest Service) ・岡部貴美子 (森林総合研究所) サイドイベント情報 =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+ ◆ 5.REDDプラス関連文献の紹介 ① Daniel Nepstad et al.: Slowing Amazon deforestation through public policy and interventions in beef and soy supply chains, Science 6 June 2014: Vol. 344 (6188) 1118-1123, 2014. 今年6月に刊行されたScienceの特集「Rethinking the Global Supply Chain」の中で紹介された総説論文です。ブラジルアマゾンでは過去 10年間に森林減少が70%減少し、世界の森林減少率低下に大きく貢献 しています。この論文は、森林減少の要因と考えられてきた大豆の生 産量が依然増加し、牛肉の生産性が向上しているにもかかわらず、こ のように森林減少が抑制された背景には何があるのか、様々な政策や NGO活動の影響について分析しています。 概要: 最近のブラジルアマゾンにおける70%の森林減少の低下は、農業開発 の進行を管理することが可能であるということを示唆している。法の 執行、 大豆や牛肉のサプライチェーンへの関与、貸し付けへのアク セスの制限、そして保護地域の拡大がこの減少に貢献したと考えら れる。この減速を生んだサプライチェーンへの関与は企業のリスク マネジメントに危うく依存しており、公的政策は極度に懲罰的な施 策に依存している。農民に対し 森林減少を控えるためのポジティブ なインセンティブを与えるシステムは、設計されてはいるがまだ完 全に実行されていはいない。森林減少のため の国内全域を対象とし たアプローチは効果的であり、森林減少減速の推進を強化するとと もに、そのほかの持続可能な開発の重要な側面について対処するた めの枠組をもたらす。 (仮訳:塚田直子) ②英国政府「ニュー・クライメイト・エコノミー~よりよい成長、 よりよい気候」発表 9月16日、英国政府エネルギー・気候変動局が「ニュー・クライメイ ト・エコノミー」報告書(The Better Growth, Better Climate: The New Climate Economy Report)を発表しました。このレポート は、国連気候変動サミットに先駆け、世界の政治、経済、ビジネス リーダーや投資家による、気候変動への行動を推進することを目的 に発表されたものです。第三章「土地利用」には、農業政策やREDD+ を含む土地利用分野の気候変動政策について述べられています。 英国政府サイトの発表記事(外部サイト、英語) 報告書(外部サイト、英語) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+ ◆ 6.REDDセンターウェブサイト更新のお知らせ ☆ REDD関連会議カレンダーを更新しました。センター関連イベント および外部イベントを掲載しています。 REDDプラス関連会議カレンダー ☆☆ メルマガ5号で紹介された文献検索システムをご活用下さい。 文献リスト =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+ ◆ 連絡先の変更や追加等のご連絡は下記メール宛にお願いします。 情報提供、メルマガに関するご意見なども下記アドレスまでお寄せ 下さい。 redd-rd-center@ffpri.affrc.go.jp ◇◇◇ 森林総合研究所 REDD研究開発センター ◇◇◇ URL: http://www.ffpri.affrc.go.jp/redd-rdc/ja/ (担当: 国際研究推進室 川元スミレ) 〒305-8687 茨城県つくば市松の里1 TEL: 029-829-8365; FAX: 029-829-8366