◇◇◇ 森林総研REDDセンターだより2017年度 No.1 ◇◇◇ =+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= 発行年月日: 5/29/2017 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 REDD研究開発センター 事務局 トピックス ◆ 1. イベント案内 -1.1森から世界を変えるREDD+プラットフォーム ① 平成29年度ナレッジ分科会ナレッジセミナー(6/2) 「REDD+関連の国際動向について」 ② REDD+ユースサポーター 2017年スペシャルプロジェクト -1.2 シンポジウム:パリ協定後の世界 6/3 東大駒場リサーチキャンパス公開2017 -1.3地球環境戦略研究機関(IGES) インドネシアの生態系修復コンセッションセミナー(6/15) -1.4 CIFOR Global Landscapes Forum 2017 (12/19,20) ◆ 2. 国内外情報 ◆ 3. 文献等紹介 ◆ 4. REDDセンターウェブサイト更新のお知らせ =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 1. イベント案内 -1.1 森から世界を変えるREDD+プラットフォーム(注) ① 平成29年度ナレッジ分科会ナレッジセミナー「REDD+関連の国際動向について」 5月8-18日ドイツの国連気候変動枠組条約(UNFCCC)ボン気候変動会合に参加した、林野庁の大仲課長補佐から、最近のREDD+に関連する議論について、COP21(パリ協定締結後)からREDD+の政策レベルの論点を、GCF、FCPFや二国間クレジット制度(JCM)の現状を含め、網羅的に説明いただきす。また同じく会合に参加した森林総研の森田主任研究員からは、パリ協定に関わる議論、特に資金支援に関わる議論について説明します。 詳細(森から世界を変えるプラットフォーム) 日時:6月2日 (金) 15:00-16:30(14:30 開場) 会場:JICA市ヶ谷ビル 600号会議室(東京都新宿区市谷本村町10-5) 主催:森から世界を変えるREDD+プラットフォーム ナレッジ分科会 問い合わせ先:REDD+プラットフォーム事務局(Tel: 03-5226-6656) ② REDD+ユースサポーター 2017年スペシャルプロジェクト! 国際協力ソーシャルビジネスカンファレンス ~開発途上国の課題を解決するビジネスの視点を学ぶ~ 案内、チラシ(森から世界を変えるプラットフォームHP) REDD+プラットフォームでは、「森から世界を変えるソーシャルビジネスアワード」を創設し、開発途上国の森林を守るソーシャルビジネスの提案を募集します。イノベーターや企業からソーシャルビジネスを学ぶワークショップを経て、ビジネスアイデアを発表。最優秀賞の受賞者には、「海外の森林を視察するチャンス」が贈られます!アワードの特別審査員にはパックンマックンが就任、総監修はビジネスプロデューサーの谷中修吾さんが務めます。 キックオフカンファレンスを6月3日(東京)6月10日(神戸)で予定しています。 参加には事前登録が必要です。 注:「森から世界を変えるREDD+プラットフォーム」では、官民が協力して途上国の森林保全や気候変動対策、生物多様性保全、持続的な開発(貧困削減)を展開します。加盟申請は随時受けつけています。 REDD+プラットフォーム公式サイト REDD+プラットフォーム加盟案内 -1.2 東大駒場リサーチキャンパス公開2017 「シンポジウム:パリ協定後の世界 」 東大駒場リサーチキャンパス公開では、6月3日に、「パリ協定(注)後の世界」について、幅広い層の人々への周知を目的にシンポジウムが開催されます。森林総研の森田主任研究員が「パリ協定と気候変動資金に関する動向」と題する講演を行います。 詳細(東大駒場リサーチキャンパス公開2017) -1.3 インドネシアの生態系修復コンセッションセミナー(IGES) 地球環境戦略研究機関(IGES)は、インドネシアの森林保全や持続可能な森林経営に関心を抱く日本の民間企業・団体を対象に、インドネシアの生態系修復コンセッション制度を紹介するセミナーを主催します。「生態系修復コンセッション」とは、天然生産林の一部を借用し、生態系サービスや非木材林産物の生産などの経済活動を行うことができる制度で、インドネシア政府はさらに多くの民間企業・団体の投資を呼び込むべく2016年度に制度の変更を行っています。森林保全のための新規技術やビジネスモデルの開発、持続的開発目標(SDGs)(注)への社会貢献に関心を抱く民間団体にとっては、森林生態系コンセッションのライセンス所有者は理想的なビジネスパートナーと言えます。本セミナーでは、森林生態系コンセッションのライセンス所有企業を招き、経営戦略、課題、日本企業との協業の可能性について発表いただきます。 詳細、参加申込み(IGESウェブサイト) 日時:2017年6月15日(木) 9:30-17:00 会場:インドネシア大使館1階ロビー (目黒駅・五反田駅から徒歩10分) 言語:日本語・英語(同時通訳) 参加費:無料 定員:65名(先着順 / 6月12日締切) 注)持続可能な開発のための2030 アジェンダ: 2016 年から2030 年までの国際目標。2015年9月ニューヨークの国連本部で開催された「持続可能な開発サミット」で採択。貧困を撲滅し,持続可能な世界を実現するために、17 のゴール・169 のターゲットからなる「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)を掲げる。 -1.4 CIFORイベント Global Landscapes Forum 2017(ドイツ、ボン、2017年12月19-20日) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 2. 国内外情報 -2.1 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)ボン気候変動会合 パリ協定特別作業部会第1回会合第3部(APA1-3) 第46回補助機関会合(SB46)(5/8-18) 詳細(外務省) 報道機関iisdによる「地球交渉速報」 (日本語の日報をダウンロードすることができます) ☆平成29年度ナレッジ分科会ナレッジセミナー(6/2)で林野庁及び森林総研講師が会合のREDD+関連の国際動向を紹介します。 -2.2 第23回気候変動枠組条約(UNFCCC)締約国会議(COP23)等 2017年11月6日-11日にドイツのボンで、UNFCCC第23回締約国会議(COP23)が開催されます。併せて、パリ協定締約国会合(CMA1.2)、第13回京都議定書締約国会合(CMP13)、ボン気候変動会合SB47(11月6日-17日)が開催されます。参加を検討されている方は以下公式サイトをご覧ください。 UNFCCC公式サイト(英語) -2.3 国際熱帯木材機関(ITTO)ニュース ITTO、インドネシア環境林業省、国際マングローブ生態系協会の共催により、持続可能なマングローブ生態系に関する国際会議が4月18日-21日にかけてインドネシアのバリで開催されました。持続可能な形でのマングローブ林の管理を実践することは、二酸化炭素吸収源の保全や強化、そして気候変動に適応できること、国連の持続可能な開発目標(SDGs)5,13,14、および15(注)を達成するために重要な役割を果たすことが述べられ、“持続可能なマングローブ生態系に対するバリ行動要請”が公表されました。 ITTOニュース(日本語) ITTO持続可能なマングローブ生態系に関する国際会議(英語) 注)持続可能な開発目標(SDGs) 目標5 ジェンダー平等を実現しよう 目標13 気候変動に具体的な対策を 目標14 海の豊かさを守ろう 目標15 陸の豊かさを守ろう =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 3. 文献等紹介 -3.1 現場調査マニュアル 「REDD-plus COOKBOOK ANNEX」3巻 REDD研究開発センターは、REDD+活動に携わる現場技術者のために、調査マニュアル「REDD-plus COOKBOOK ANNEX」を出版しています。調査マニュアルANNEXは、実際に現場で活用するための知識と情報が詰まったA5サイズの冊子体です。第三弾として、 2017年3月に「社会セーフガード解説」を発行しました。 調査マニュアルANNEXは、基礎知識や技術について要点を絞って解説した「REDD-plus COOKBOOK」(2012年に発行)とセットでお使いください。 「REDD-plus COOKBOOK ANNEX Vol.3」 (社会セーフガード解説) -3.2 新刊『温暖化対策で熱帯林は救えるか:住民と森林保全の相利的な関係を目指して』 平成29年度のREDD+推進民間活動支援事業運営委員の奥田敏統先生編集です。温暖化対策にかかわる企業・政策決定者が理解すべき実情「持続可能な施策のための森林周辺住民の便益と熱帯林保全活動との両立」が解説され、東南アジアの最前線で活動する著者8人が、森林荒廃の抑制や、生物多様性の保全・森林からのCO2排出削減を目的に、森林保全政策の研究事例を紹介しています。 ISBN:978-4-8299-6529-0 価格:本体2,500円+税 発行:文一総合出版 発売日: 2017/6/6予定 -3.3 世界森林資源評価(FRA) 「世界森林資源評価;Global Forest Resources Assessment(FRA)」は、国際連合食糧農業機関(FAO)が作成・公表する、世界各国の森林・林業に関する各種統計をとりまとめた報告書です。 世界森林資源評価(FRA)仮訳(林野庁HPへ) 世界森林資源評価(FRA)(FAOへ) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 4. REDDセンターウェブサイト更新のお知らせ ☆☆ 研究員現場レポート(最新情報)を掲載 REDD研究開発センターの研究員が、海外におけるワークショップ、シンポジウム に参加した際の様子や現地調査を行った際の様子を、REDD+に関する最新情報 と共にお伝えしています。 ☆新着情報イベントを更新しました。 ☆文献検索データベース ☆FAQを整備中 =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= お知らせ 平成29年4月1日、国立研究開発法人森林総合研究所は、国立研究開発法人森林研究・整備機構と改称いたしました。 REDD研究開発センターでは、平成29年度も、日本の幅広い民間企業によるREDD+への参入に寄与するよう、技術的課題の解決、情報収集・発信等に取り組んでまいります。 =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= 本メールマガジンは、送信を希望された方のほか、過去に名刺交換をさせていただいた方にもお送りしています。連絡先の変更や追加等のご連絡、情報提供、メルマガに関するご意見等は、下記アドレスまでお寄せください。また、メール配信を希望されない方は、お手数ですが下記宛にご一報下さい。 redd-rd-center@ffpri.affrc.go.jp 森林総合研究所 REDD研究開発センター 〒 305-8687茨城県つくば市松の里1 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 国際連携・気候変動研究拠点 REDDセンターだより担当: 川元スミレ、徳川浩一 Phone: 029-829-8365; FAX: 029-829-8366