◇◇◇ 森林総研REDD研究開発センターだより2018年度 No.1 ◇◇◇ =+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= 発行年月日: 6/21/2018 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 REDD研究開発センター トピックス 1. REDD研究開発センター新着情報 1.1 REDD-plus COOKBOOK ANNEXの発刊 1.2 セーフガードチェックリストの公開 2. 国内外情報 林野庁プレスリリース「カンボジア政府との二国間クレジット制度(JCM)におけるREDD+実施ルールの合意について」(6月20日) ◆ 3. 文献等紹介 ※これらの一部は、当センターのメンバーによる研究成果になります。 3.1 環境経済・政策学事典 3.2 研究論文 “Natural Forest Mapping in the Andes (Peru): A Comparison of the Performance of Machine-Learning Algorithms” (Remote Sensing 2018, Volume10, Issue5, 782, 20 pp.) 3.3 研究論文 “Object-Based Mapping of Aboveground Biomass in Tropical Forests Using LiDAR and Very-High-Spatial-Resolution Satellite Data” (Remote Sensing 2018, Volume10, Issue3, 438, 21pp.) 3.4 研究論文 “Addressing maladaptive coping strategies of local communities to changes in ecosystem service provisions using the DPSIR framework” (Ecological Economics, 149, 226-238, 2018) 3.5 研究論文 “Approximating Forest Resource Dynamics in Peninsular Malaysia Using Parametric and Nonparametric Models, and Its Implications for Establishing Forest Reference (Emission) Levels under REDD+” (Land, Volume 7, Issue 2, 2018) 4. イベント案内 4.1 日本-インドネシア国交樹立60周年記念森林セクターセミナー 「インドネシア森林セクターのパラダイム転換:コミュニティベースの持続的森林管理の促進に向けて」 4.2 持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム 2018(ISAP 2018) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= 1. REDD研究開発センター新着情報 1.1 REDD-plus COOKBOOK ANNEXの発刊 REDD-plus COOKBOOK ANNEXVol.4~Vol.6を新たに発刊しました。また、既刊Vol.1(地上インベントリ調査法)、Vol.2(バイオマス測定のための破壊調査法)にスペイン語版が加わりました。以下よりダウンロードできます。 http://redd.ffpri.affrc.go.jp/pub_db/publications/cookbook_annex/index_ja.html (新刊) 調査マニュアルVol. 4 グランドトゥルース調査法(日本語) 本マニュアルでは、リモートセンシングを用いた森林面積の推定に必要なグランドトゥルース調査の手法を解説しています。 調査マニュアルVol. 5 リモートセンシングを用いた面積推定のための衛星画像解析法(日本語) 本マニュアルでは、森林炭素蓄積量の推定手法の中で、リモートセンシングを用いた面積推定に必要な衛星画像解析の手法を解説しています。 調査マニュアルVol. 6 環境セーフガード解説(日本語・英語) 本マニュアルでは、REDDプラス・セーフガードに関して、特に生物多様性や生態系サービスといった環境的側面に着目して解説しています。 1.2 セーフガードチェックリストの公開 日本の事業者の適切なセーフガードへの対処を支援するため、森林総合研究所が森林保全セーフガード確立事業コンソーシアムにおいて作成した、カンクン合意のセーフガード項目にかかる「チェックリスト」を基に、 JCM-REDD+ガイドラインに適合するチェックリストを改めて作成しました。 チェックリスト: http://redd.ffpri.affrc.go.jp/pub_db/publications//safeguard/_img/SG_check_list.pdf チェックリストの解説 http://redd.ffpri.affrc.go.jp/pub_db/publications//safeguard/_img/SG_check_list_kaisetsu.pdf 2. 国内外情報 林野庁プレスリリース「カンボジア政府との二国間クレジット制度(JCM)におけるREDD+実施ルールの合意について」(6月20日) 平成30年5月30日(水曜日)、プノンペンにおいて日・カンボジア二国間クレジット制度(JCM)合同委員会が行われ、同委員会において、JCMの下でのREDD+実施ルールが採択されました。我が国がJCM-REDD+実施ルールを採択するのは今回が初となります。 詳細情報はこちら(外部サイト):http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/keikaku/180620.html ◆ 3. 文献等紹介 3.1環境経済・政策学事典 環境経済・政策学事典が丸善出版から2018年5月に出版されました。 この事典の中で森林総研では、途上国の開発と気候変動を森田香菜子が、森林関係では、REDDプラスについて松本光朗(現近畿大学)が、LULUCFについて藤間剛が執筆しています。 3.2 研究論文 “Natural Forest Mapping in the Andes (Peru): A Comparison of the Performance of Machine-Learning Algorithms” (Remote Sensing 2018, Volume10, Issue5, 782, 20 pp.) 機械学習の手法を用いてリモートセンシングデータからアンデス(ペルー)における森林分布を精度よく分類することが可能になりました。当センタールイス・ベガ、平田泰雅、ペルーSERFORのカウンターパートによる研究成果です。 掲載論文(外部サイト): http://www.mdpi.com/2072-4292/10/5/782 3.3 研究論文 “Object-Based Mapping of Aboveground Biomass in Tropical Forests Using LiDAR and Very-High-Spatial-Resolution Satellite Data” (Remote Sensing 2018, Volume10, Issue3, 438, 21pp.) 高精細リモートセンシングで熱帯林のバイオマスを推定するための効率的な手法を開発しました。当センター平田泰雅、齋藤英樹、他による研究成果です。 掲載論文(外部サイト): http://www.mdpi.com/2072-4292/10/3/438 3.4 研究論文 “Addressing maladaptive coping strategies of local communities to changes in ecosystem service provisions using the DPSIR framework” (Ecological Economics, 149, 226-238, 2018) カンボジア・プレイロング地域を研究対象として、森林減少・劣化の影響を受けた住民がさらに森林減少を助長している実態について分析しています。当センター江原誠他による研究成果です。 掲載論文(外部サイト): https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0921800916306887 3.5 研究論文 “Approximating Forest Resource Dynamics in Peninsular Malaysia Using Parametric and Nonparametric Models, and Its Implications for Establishing Forest Reference (Emission) Levels under REDD+” (Land, Volume 7, Issue 2, 2018) REDDプラスのベースラインである森林参照排出レベル/森林参照レベル(FREL/FRL)を計算する期間について、それぞれの国が経てきた森林転換の段階に応じて適切に選択されるべきであると提言しています。当センター道中哲也による研究成果です。 掲載論文(外部サイト):http://www.mdpi.com/2073-445X/7/2/70 4. イベント案内 4.1 日本-インドネシア国交樹立60周年記念森林セクターセミナー 「インドネシア森林セクターのパラダイム転換:コミュニティベースの持続的森林管理の促進に向けて」 日時:2018年6月28日 (09:30 ? 17:00) 場所:早稲田大学 国際会議場 1階 井深大記念ホール 主催:インドネシア大使館 共催:早稲田大学 詳細情報はこちら(外部サイト)https://kbritokyo.jp/forest2018/ 申し込み先(外部サイト): https://goo.gl/21iGJL 4.2 持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム 2018(ISAP 2018) 日時:7月18日、19日 会場:パシフィコ横浜会議センター 3F (横浜市西区みなとみらい1-1-1) 主催:公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS) 参加費:無料 詳細情報はこちら(外部サイト) https://www.iges.or.jp/isap/2018/jp/index.html =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= お知らせ REDD研究開発センターは、平成29年度に引き続き、平成30年度も林野庁国際林業協力事業「REDD+推進民間活動支援事業」を活用して、REDDプラスにかかる調査・研究、普及啓発活動を展開して参ります。引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いします。 今年度の実施体制はこちら: http://redd.ffpri.affrc.go.jp/about/organization_ja.html =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= 本メールマガジンは、REDD研究開発センターのイベントやREDD研究開発センター研究員の研究を中心に、REDDプラス関連の情報を購読希望された方に配信することを目的としています。購読希望された方のほか、過去に名刺を頂戴いたしました方にもお送りしています。 メールマガジンの登録情報は、メールマガジンの配信・イベント情報の配信以外には使用いたしません。 メールマガジンの配信先変更若しくは、配信停止をご希望の方は、下記連絡先までEメールにその旨を明記の上ご連絡ください。メールマガジンの配信先変更の場合には旧配信先情報を、配信停止の場合には登録情報を、それぞれ手続きと同時に抹消させていただきます。 メールマガジンに関するご意見につきましても、下記連絡先までお寄せください。運営の参考とさせていただきます。 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 REDD研究開発センター REDDセンターだより担当: 徳川浩一、川元スミレ (配信先変更・配信停止・ご意見にかかる連絡先) redd-rd-center@ffpri.affrc.go.jp