国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDDプラス・海外森林防災研究開発センター

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2018年度 No.4 (11/7) 森林総研REDD研究開発センターだより2018年度 No.4


◇◇◇ 森林総研REDD研究開発センターだより2018年度 No.4 ◇◇◇
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発行年月日: 2018年11月7日
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDD研究開発センター

トピックス

◆1. REDD研究開発センターより
◆2. イベント情報
 2.1 気候変動枠組条約第24回締約国会合(COP24)サイドイベントの開催(予告) 
 2.2 REDD研究開発センター平成30年度国際セミナーの開催(予告)
◆3. 現場レポート
◆4. IPCC「1.5℃特別報告書」
◆5. その他

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◆1. REDD研究開発センター新着情報
 さわやかな実りの秋の季節となってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。つくばの森も紅葉がはじまっています。今朝は樹木園の赤く色づき始めた「メグスリノキ」が目に入りました。日干しした樹皮や小枝を煎じた汁が目薬として効果があると言われています。またこの汁を服用すると肝機能の改善にもよいとか。秋の味覚を肴につい食べ過ぎ・飲み過ぎてしまうこの頃、森林の恵みを試してみたいものです。
 今号では、イベント情報、現場レポートの情報などをお届けします。ご参考下さい。

◆2. イベント情報
 2.1 気候変動枠組条約第24回締約国会合(COP24)サイドイベントの開催(予告)
 来る12月3日から14日までポーランドのカトヴィチェ市においてCOP24が開催されます。森林総研は以下の2つのサイドイベントを主催するほか、ブースを運営し、Cookbook等の研究成果を紹介します。現地にいらっしゃる方は、ぜひお立ち寄り下さい。

 (1) 日時:平成30年12月13日(木)16:45 - 18:15
 会場:公式イベント会場 Room 5(COP24会場)
 テーマ:劣化した熱帯林の再生:炭素、生物多様性とコミュニティのレジリエンスの調和を考える

 国際熱帯木材機関(ITTO)と共催する今年のCOP24公式サイドイベントにおいては、「森林減少」よりも検出、対策が難しくいと考えられる「森林劣化」の問題に迫ります。ITTO、国連食糧農業機関(FAO)、コートジボワールMALEBI女性協会、スイス・ベルン大学、国際自然保護連合(IUCN)、Forest Dialogueなどからの登壇者とともに森林総研の佐藤保森林植生研究領域長からの発表を予定しています。

 (2) 日時:平成30年12月13日(木)13:15 - 14:30
 会場:ジャパンパビリオン
 テーマ:生態系に配慮したアプローチによるREDDプラスの実施

 REDDプラスの実施フェーズには土地利用をどのようにするかという問題ですが、資源の保続、食糧・エネルギーの確保、健康、生計向上といった住民の福祉に資するものとするためには、効率性だけでなく土壌、野生生物を含む生態系への配慮の重要性についての議論が高まっています。こうした観点から、国際林業研究センター(CIFOR)、インドネシア、カンボジア、森林総研から新たなアプローチ、分析手法や具体的な事例について発表を行います。

 2.2 REDD研究開発センター平成30年度国際セミナーの開催(予告)
 日時:平成31年2月6日(水) 開会10:00
 会場:伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール (東京都文京区本郷7-3-1)
 テーマ:REDDプラスはどこまで来たか? 機会を活かすために

 今年度の国際セミナーでは、技術的観点と政策的・資金的観点からREDDプラスの実施体制とその実施状況を振り返りつつ、これまでを総括し、REDDプラスの可能性への気づきや議論の機会としたいと考えています。
なお、詳細は今後順次ご案内する予定です。

◆3. 現場レポート
 REDD研究開発センターでは、海外におけるワークショップ、シンポジウムや現地調査の様子を、REDDプラスに関する最新情報とともにお伝えしています。ペルーでの活動を追加しました。
 http://redd.ffpri.affrc.go.jp/technical/report/2018_ja.html

◆4. IPCC「1.5℃特別報告書」
 森林総合研究所 森田香菜子主任研究員(国際連携・気候変動研究拠点)の主著論文2本が、2018年10月8日公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「1.5℃特別報告書」(*)で引用されました。 次の2つの章で引用されています。
・Chapter 4: Strengthening and implementing the global response
・Chapter 5: Sustainable Development, Poverty Eradication and Reducing Inequalities
(*)環境省HP https://www.env.go.jp/press/106052.html
   IPCC HP  http://www.ipcc.ch/report/sr15/

◆5. その他
(1) 外部のイベント情報をお伝えします。
 「国際セミナー:ミャンマー国・インレー湖における湖沼と集水域の管理をいかに目指すか?」
 ~JICA持続可能な自然資源管理能力向上支援プロジェクトの展開に向けて~
 日時: 平成30年11月9日(金)13:30(13:00受付開始)~17:00
 場所: 全国都市会館大ホール(東京都千代田区平河町2-4-2 全国都市会館2F)
 主催: 独立行政法人国際協力機構(JICA)
 協力: JICA・REDD+プラットフォーム
 参加申し込み(REDD+プラットフォーム)
 

(2) REDD研究開発センター事務局の徳川浩一主任研究員が10月31日付で林野庁に転出し、後任として井上泰子主任研究員が対応いたします。よろしくお願いいたします。

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REDDセンターだより担当: 井上泰子、川元スミレ
(配信先変更・配信停止・ご意見にかかる連絡先)
redd-rd-center@ffpri.affrc.go.jp