国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDDプラス・海外森林防災研究開発センター

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研究員現場レポート/海外出張

ペルーへ2名、ペルー共和国農業省森林野生動物庁(SERFOR)のC/Pとの打ち合わせ

  • 佐藤保 (森林総合研究所  群落動態研究室長)
  • 宮本和樹(森林総合研究所  植生管理研究室 主任研究員 )

日程

2016年11月6日~12日

目的

ペルー国内の代表的な森林タイプである山地林や熱帯湿潤林の炭素蓄積量推定のため、これまでに調査区を複数個設定し、毎木調査を実施してきた。今回、これらの調査によって得られたデータの解析手法について、SERFORの担当者と打合せを行い、炭素蓄積量を推定する。出張者は主に樹木現存量の解析手法を担当し、SERFORの担当者と情報共有を図る。

概要

ペルー国内の代表的な森林タイプである山地林や熱帯湿潤林に設定した炭素蓄積量推定のための調査区データの解析手法について、SERFORの担当者と打合せを行った。撹乱履歴のある一次林と二次林との間で炭素蓄積量が異なるが、標高傾度による変化傾向はほぼ同じことを確認した。
 これらの結果概要をSERFOR内のセミナーで発表した。12月以降に今年度最後の調査が実施される予定であり、それらの追加データの炭素蓄積量を計算し、撹乱傾度および標高の違いによる炭素蓄積量の変化を抽出する予定である。

 
    森林野生動物庁の庁舎(左) と 打合せの様子(右)

 
    打合せの様子(左右)


    セミナーの様子