国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDDプラス・海外森林防災研究開発センター

文字サイズ

研究員現場レポート/海外出張

「REDD+推進民間活動支援事業」におけるペルー共和国 農業省森林野生動物庁(SERFOR)との現地調査方法指導とプロジェクト最終年度とりまとめに関する打ち合わせ

平田泰雅(研究ディレクター)

日程

2019年7月4日~7月17日(14日間)

出張先

ペルー共和国 リマ/農業省森林野生動物庁(SERFOR)、アマゾナス県内森林域

概要

林野庁補助事業「REDD+推進民間活動支援事業」における、途上国の森林条件や実施能力等に応じた、低コストかつ実践的な森林炭素(変化)量の計測技術や手法の組合せを開発することを目的として、ペルー共和国農業省森林野生動物庁(SERFOR)と共同研究契約(MOU)を締結しており、2018年4月に期限延長のため MOU を更新した。今回 SERFOR において、リモートセンシングによる森林炭素蓄積マッピングに関する最終年度の活動内容を説明した。カウンターパートが実施する検証用データ取得のための調査計画と、グランドトゥルース調査において、森林炭素蓄積量推定モデル作成のためのドローンデータの取得方法に関する指導を行った。さらにプロジェクトが最終年度に向け、ペルー側責任者の Elvira 総局長とプロジェクトの成果の取りまとめについて打ち合わせを行った。

ペルー野生動物庁の受付にて
森林におけるグランドトゥルース調査
ドローンによる森林調査の指導