国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDDプラス・海外森林防災研究開発センター

文字サイズ

No.2 (6/18)  REDD+シ・・・

REDD+シンポジウム「REDD+の早期実現に向けて」&森から世界を変えるREDD+プラットフォーム第1回ナレッジセミナー案内、シリーズ:森林と国際関係(1)、文献等

=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+ 本メールマガジンは、送信を希望された方のほか、過去に名刺交換 をさせていただいた方にもお送りしています。メール配信を希望さ れない方はお手数ですが下記宛にご一報下さい。 redd-rd-center@ffpri.affrc.go.jp =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= ◇◇◇ 森林総研REDDセンターだより2015年度 No.2 ◇◇◇ 発行年月日: 6/18/2015 森林総合研究所 REDD研究開発センター 事務局 ☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ◇◇◇ トピックス ◇◇◇ ◆ 1. 会議/イベント報告    ボン気候変動枠組条約会合報告     ☆ REDDプラス方法論的課題に合意 ◆ 2. REDD+シンポジウム「REDD+の早期実現に向けて」    7月3日09:30-15:30 (申込締切日:6月27日) ◆ 3. 森から世界を変えるREDD+プラットフォーム    第1回ナレッジセミナー    平成27年6月25日(木) (申込締切日:6月24日) ◆ 4. 関連外部イベント紹介
  1. 国連持続可能な開発に関するサミット(米国・ニューヨーク) 2015年9月25日(金)~27日(日) 
  2. UNFCCC第21回締約国会合(COP21)(フランス・パリ) 2015年11月30日(月)~12月11日(金)
◆ 5. シリーズ ☆森林と国際関係(1)-持続可能な開発目標採択に向けて- ◆ 6. 文献紹介 ◆ 7. REDDセンターウェブサイト更新のお知らせ =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 1. 会議/イベント報告    ボン気候変動枠組条約会合報告     ☆REDDプラス方法論的課題に合意 6月1日から11日にかけてドイツ・ボンでSBSTA42・ADP2-9会合(注) が開催され、 SBSTA42ではREDDプラスの実施方法のガイダンスの 議題で残されていた3つの課題に合意しました。また、ADP2-9では 2020年以降の枠組みの中で、REDDプラスをどのように位置づけるか についての議論が行われました。主な議論の内容や次期COP21会合 に向けてのREDDプラスに関係する動きなどについて、国際交渉を担 当した林野庁の井上課長補佐による報告をREDDセンターウェブサイ トに掲載しました。 「ボン気候変動枠組条約会合におけるREDD+関連の結果概要」 関連情報(外務省ホームページ) 注1: SBSTA (Subsidiary Body for Scientific and Technological Advice、科学上及び技術上の助言に関する補助機関) 注2: ADP(Ad hoc Working Group on the Durban Platform for Enhanced Action、強化された行動のためのダーバン・プラットフォーム 特別作業部会) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 2. REDD+シンポジウム「REDD+の早期実現に向けて」 環境省、JICA、森林総合研究所、REDD+プラットフォームの主催で REDD+シンポジウム「REDD+の早期実現に向けて」を開催します。 インドネシア、カンボジア、ベトナム、ラオスの4ヶ国の政府代表 が来日し、各国のREDDプラスの状況をお話しいただきます。 シンポジウムフライヤー 【日 時】7月3日(金)9:30 -15:30 【内 容 (案)】 気候変動問題の最近の動向とREDD+に関する環境省の取り組み (環境省研究調査室) 「REDD+向けJCM方法論開発ガイドライン」概要 (森林総合研究所) 各国のREDD+準備状況及び日本への期待    ネットワーキングランチ パネルディスカッション 【参加者】インドネシア、カンボジア、ベトナム、ラオス政府の JCM及びREDD+担当部局幹部、REDD+関連JICAプロジェクト専門家、 森から世界を変えるREDD+プラットフォーム加盟団体 【申込み】森から世界を変える REDD+プラットフォーム事務局 申込締切日: 6月27日(土) 申込みフォーム 詳細 森から世界を変えるREDD+プラットフォーム」加盟申込み =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 3. 森から世界を変えるREDD+プラットフォーム    <ナレッジ分科会イベント案内> 「森から世界を変えるREDD+プラットフォーム」に関する情報を お知らせします。同プラットフォームでは、官民が協力して途上 国の森林保全や気候変動対策、生物多様性保全、持続的な開発 (貧困削減)を展開します。ナレッジ分科会は、森林総研を幹事と し、国連気候変動枠組条約UNFCCCや二国間クレジット制度JCMの 議論の紹介等、REDDプラスに関する知見・情報を提供しています。  以下、第1回ナレッジセミナーをご案内します。申し込み期限 が迫っていますのでお急ぎ下さい。どなたでも参加できますが、 応募多数の場合加盟団体を優先させていただくことがあります。 第1回ナレッジセミナーご案内 【日 時】2015年6月25日(木)15:00-17:00(予定) 【会 場】JICA市ヶ谷ビル 国際会議場      〒162-8433東京都新宿区市谷本村町10-5 【話 題】 1)REDD+ JCM ガイドラインの解説  松本光朗(森林総合研究所) 2)国連気候変動枠組条約UNFCCCボン気候変動会合 SBSTA42/ADP2-9会合でのREDD+に関する議論   井上泰子(林野庁 海外林業協力室 課長補佐) 【申込み】 国際協力機構(JICA) 地球環境部森林・自然環境グループ内 森から世界を変える REDD+プラットフォーム事務局 TEL: 03-5226-6656/FAX: 03-5226-6343 E-mail: redd_platform@jica.go.jp 申込締切日: 6月24日(水)17時 詳細 「森から世界を変えるREDD+プラットフォーム」加盟申込み =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 4. 関連外部イベント紹介
  1. 国連持続可能な開発に関するサミット(米国・ニューヨーク) 2015年9月25日(金)~9月27日(日) 「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」を含む「ポスト2015開発アジェンダ」について議論します。 ◆ 4.シリーズ ☆森林と国際関係(1)をご参照下さい。 REDDセンターウェブサイト 国連サミットのウェブサイト
  2. UNFCCC第21回締約国会合(COP21)(フランス・パリ) 2015年11月30日(月)~12月11日(金)) 2020年以降の気候変動に関する新たな枠組みについての国際合意 が予定されています。COP21での合意文書採択に向けて、今後年末 にかけて二回の特別作業部会(8月31日~9月4日、10月19日~23日) が予定されており、REDDプラスを含む土地セクターの取り扱いに ついても主要課題の一つとして議論が重ねられています。 UNFCCCウェブサイト REDDセンターウェブサイト「関連外部イベント」
=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 5. シリーズ ☆森林と国際関係(1)    -持続可能な開発目標採択に向けて- 2015年は、森林を含む環境分野の国際制度構築において重要な 年になりそうです。それは、今年、2つの重要な国際枠組の合意 を目指し、交渉が行われているからです。その一つが、2015年12 月にパリで開かれる国連気候変動枠組条約第21回締約国会合 (◆4 外部関連イベント「UNFCCC第21回締約国会合(COP21)」参照)) の下で、合意を目指す2020年以降の新しい国際枠組についてです。 そして、もう一つが、2015年9月の国連総会での採択に向けて、 現在交渉が継続中の、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」を含む「ポスト2015開発アジェンダ」 の議論です (◆4 外部関連イベント「 国連持続可能な開発に関する サミット」参照)。SDGsは、2000年に途上国の開発支援に関して2015 年を期限として設定された「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)」の後の、2015年以降の目標です。 2012年に開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)において、 環境・経済・社会的側面を含む統合的で、先進国、新興国、途上国 すべての国に適用される目標であるSDGsを検討・実施することが 合意されました。 現在17のSDGs案とそれを達成する指標案が提示されていますが、 その中には、森林分野に関わるものもあります。例えば、「陸域 生態系の保護・回復・持続可能な利用の促進、森林の持続的な管理、 砂漠化への対処、土地の劣化の防止・転換、生物多様性の損失の防 止を促進する(目標案15)」が提示されています。また、その目標 を達成する指標案の1つとして、「2020年までに全ての種類の森林の 持続的管理の実施の促進、森林減少の防止、劣化した森林の回復、 世界的にX%の植林・再植林を増加させる」も示されています。 まだSDGsの議論は継続中ですが、今後SDGsやそのための指標は各 国の森林政策作りに影響を与えると考えられます。今回はこのSDGs とその背景について紹介しましたが、SDGs達成においては、そのた めのガバナンス形成、特に途上国においては資金が必要になってき ます。次回は、SDGsを達成するためのガバナンス、特に資金に関す る議論について紹介します。         (森林総合研究所 国際連携推進拠点 森田香菜子) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 6. 文献紹介  「航空機LiDAR による海外の森林の計測事業発注のための技術仕様」 を、出版/データベースに公開しています。海外で森林の航空機LiDAR 計測を実施するために事業発注者が検討すべき事項を2冊の冊子にま とめています。これらは、農林水産省農林水産技術会議委託プロジェ クト研究「気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロ ジェクト」D-1 系「高精度リモートセンシングによるアジア地域熱帯 林計測技術の高度化」(平成23~26 年度、代表機関:国立研究開発法 人森林総合研究所)による成果です。ご活用下さい。 REDDセンターウェブサイト「出版/データベース」 =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 7. REDDセンターウェブサイト更新のお知らせ    ☆ イベント、出版等を更新しました。新着情報    ☆☆ REDD文献検索システムをご活用下さい。文献検索 =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 本メールマガジンは、送信を希望された方のほか、過去に名刺交換 をさせていただいた方にもお送りしています。連絡先の変更や追加等の ご連絡、情報提供、メルマガに関するご意見等、下記アドレスまでお寄 せ下さい。また、メール配信を希望されない方は、お手数ですが下記宛 にご一報下さい。         redd-rd-center@ffpri.affrc.go.jp             ◇◇◇ 森林総合研究所 REDD研究開発センター ◇◇◇ URL: http://redd.ffpri.affrc.go.jp (メルマガ担当: 国際連携推進拠点 川元スミレ) 〒305-8687 茨城県つくば市松の里1 国立研究開発法人 森林総合研究所内 Phone: 029-829-8365; FAX: 029-829-8366