国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
REDDプラス・海外森林防災研究開発センター

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No.3 (7/29)  森から世・・・

森から世界を変えるREDD+プラットフォーム第2回ナレッジセミナー、CIFOR COP21サイドイベント、国内外インフォメーション、シリーズ 森林と国際関係 (2)、文献等紹介等

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の提出(外務省報道発表) 注:国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)(英文) ② 日本インドネシアの2国間クレジット制度(JCM)REDD+について検討 我が国が主導する二国間クレジット制度(JCM)の検討が進められる中、 同制度におけるREDD+の活用に向けて、現在、インドネシアと日本政府 との間での協議が進められています。今年秋にはREDDプラスの方法論 ガイドライン等について集中的に議論するための専門会合が計画されて おり、日程やアジェンダについて調整中です。森林総研REDDセンターは 我が国関係省庁によるREDDプラスの方法論ガイドライン開発の事務局と して二国間の協議の場にも参加するとともに、今年度は方法論ガイド ラインと整合したPDD(プロジェクト設計書)& モニタリングのガイド ラインの開発に向けて検討に取り組んでいるところです。 JCMに関する日本インドネシアの二国間会合(5/18開催)報告(英文) 二国間クレジット制度(JCM)情報 =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 4. シリーズ ☆ 森林と国際関係 (2) -持続可能な開発目標と資金メカニズム- 2015年以降の森林分野を含む統合的な目標である持続可能な開発目標 (SDGs)の議論は、その目標や達成度合いを評価する指標だけでなく、 途上国等が目標を達成する上で必要となる資金の効果的な動員方法や供 給方法についても注目が集まっています。2015年までのミレニアム開発 目標を達成する上でも、これまで様々な資金源から貧困削減のための資 金が動員されましたが、目標達成には不十分でした。環境・経済・社会 的側面を含むSDGsの達成には、さらに年間数兆ドルに及ぶ資金が必要と なると考えられており、これまで検討されてきた年間数十億ドルの政府 開発援助等による資金動員から、今後は多様な資金源から年間数兆ドル を動員していくことが求められます。 持続可能な開発のための効果的な資金動員や供給方法の議論の中で、 特に注目されているのは、資金規模の大きな民間資金の動員、公的・民 間両方からの資金動員(blended financeやpublic-private partnership)課税等による国内資金の動員、航空券連帯税等の革新的な 資金メカニズムを活用した資金動員です。 2012年の国連総会では、持続可能な開発資金に関する専門家の政府間委 員会(Intergovernmental Committee of Experts on Sustainable Development Financing)を設立し、持続可能な開発のための効果的な 資金戦略に関する報告書を2014年までにまとめることが決定され、2014 年8月にはその議論をまとめた報告書が発表されました。今月の7月13日 ~16日には、エチオピアのアディスアベバで、開発のための資金に関す る第三回国際会議(The Third International Conference on Financing for Development)が開かれ、様々なステイクホルダーが 集まり、引き続き持続可能な開発のための資金について議論されます。 この持続可能な開発のための資金に関する議論は、森林分野に特化し たものではありませんが、今後の森林を含む環境分野の資金メカニズム 設計の基礎となりうるものです。また、現在国連気候変動枠組条約の下 で議論されている、REDD+の資金メカニズムは制度設計がうまくいけば、 持続可能な開発のための革新的な資金メカニズムの良い事例となりうる と考えます。 今後もSDGsに関する議論の進展については適宜報告したいと思います が、次回からは、国連気候変動枠組条約、生物多様性条約、国連砂漠化 対処条約等の様々な条約下の森林分野に関連する議論について紹介して いきます。 (森林総合研究所 国際連携推進拠点 森田香菜子 (7月12日執筆)) =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 5. 文献紹介  ① ボン気候変動会議(SBSTA42等)合意文書日本語仮訳を提供 6月1日から11日にドイツ・ボンで開催されたSBSTA42(注)では、 REDD+についてCOP21での採択をめざす3つの決定案((1)セーフ ガード、(2)非市場アプローチ、(3)非炭素便益)を含む結論 文書が作成されました。REDD研究開発センターでは結論文書の仮訳 (注)を提供しています。ご希望の方はREDDセンターにご一報くだ さい。 (注)REDDセンターが非公式に作成した仮訳であり、UNFCCCや日本 政府が公式に認めたものではありません。 REDDセンターウェブサイト (ボン気候変動会議 SBSTA42等の結果概要) 注: SBSTA: Subsidiary Body for Scientific and
Technological Advice (科学上及び技術上の助言に関する補助機関) ② GOFC-GOLD(注)と世銀がREDDの計測・報告のための   トレーニングマテリアルを公開 REDDプラスを取り組む国のためへの技術支援とガイドラインとして、 GOFC-GOLDと世界銀行がトレーニングマテリアルを公開しました。ト レーニングマテリアルは専門家ネットワークによって開発が行われ、 REDDプラスのデザインや計測・モニタリング、評価・報告を行うため の14のモジュール(GOFC-GOLD Sourcebookや参考文献、28カ国の事例、 28の演習資料)を提供しています。SBSTA42のサイドイベントでもこ れらの紹介が行われました。 詳細(REDD+ course)(英文) モジュール全体ダウンロード(英文) GOFC-GOLD Sourcebook(COP20バージョン)のダウンロード(英文) 最新の GOFC-GOLDニュースレター(英文) (注)GOFC-GOLD (Global Observation of Forest Cover and GlobalObservation of Land Dynamics: 長期観測システムの確立に 向けた国際情報交換、観測・データ調整、枠組みのフォーラムを提供する ためのワーキンググループ)参照  =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 6. REDDセンターウェブサイト更新のお知らせ ☆ イベント及び国際交渉の状況(2015年の動き)を更新しました。 新着情報 ☆☆ REDD文献検索システムをご活用下さい。 文献検索 =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= ◆ 本メールマガジンは、送信を希望された方のほか、過去に名刺交換 をさせていただいた方にもお送りしています。連絡先の変更や追加等の ご連絡、情報提供、メルマガに関するご意見等、下記アドレスまでお寄 せ下さい。また、メール配信を希望されない方は、お手数ですが下記宛 にご一報下さい。         redd-rd-center@ffpri.affrc.go.jp             ◇◇◇ 森林総合研究所 REDD研究開発センター ◇◇◇ URL: http://redd.ffpri.affrc.go.jp/index.html (メルマガ担当: 国際連携推進拠点 川元スミレ) 〒 305-8687茨城県つくば市松の里1 国立研究開発法人 森林総合研究所内 Phone: 029-829-8365, FAX: 029-829-8366